建築学科

阿部研究室枯渇する貴重な材料を長持ちさせる

阿部 道彦 教授

新宿キャンパス

建築物に不可欠な素材、コンクリートは水、セメントおよび砂利や砂などの骨材などを混ぜ合わせてできています。国内で消費している資源全体の4分の1は、コンクリートに用いられる骨材です。近年この骨材が枯渇し、廃棄物を原料とした骨材などが使われるようになってきました。そこで、そのような骨材を適切に評価し、長持ちする建物をいかにつくり、いかにリサイクルするのかを研究しています。この研究は、耐久性のある建物の設計方法や、リサイクルしやすい建築材料の開発など、循環型社会をつくるためのさまざまな研究に発展します。

主な研究テーマ

  • 建築材料の品質評価
  • 建築材料のリサイクル
  • 建物の長寿命化
Key Words
  • コンクリート
  • 長寿命
  • 廃棄物

石田研究室品質の高い建築物を社会に供給するための手法や技術を理解する

石田 航星 助教

新宿キャンパス

よい建物を実現するには、建築物を成立させる設計の定石である「建築構法」に加え、実際に建物を作る手順を示す「施工計画」や図面通りに施工されたか確認する「検査技術」が重要です。また、最新の情報化技術の導入による従来にはない構工法を開発し、提案する事も行います。品質の高い建築物を社会に供給するための手法や技術を研究テーマとして取りあげます。
実験・研究活動を通じて文書作成やプレゼンテーション能力などの意思伝達上必要となる基本的な能力を身に着けた上で,最終的にはICT技術を使いこなす技能を身に着け、建築産業における生産性向上に貢献する人材の育成を目指します。

主な研究テーマ

  • 建築工事における詳細設計の最適化に関する研究
  • 内装部材の詳細設計における規則の体系化に関する研究
  • 建築工事における3次元レーザースキャナーによる計測と点群データの分析に関する研究
  • モーションセンサーによる建築工事における作業分析に関する研究
  • BIM上の部材の属性情報に基づく取り付け順序の推定手法に関する研究
Key Words
  • 建築構法
  • 建築工法
  • 施工計画
  • 内装工事
  • 3次元計測
  • BIM

遠藤(和)研究室環境、組織、安全、経済など新しい視点から建築を研究しよう

遠藤 和義 教授

新宿キャンパス

建築は極めて社会的な存在です。現代の高度で複雑な建築は、つくったり使用するプロセスで、人、モノ、資金、情報など、膨大な資源が必要であり、就業人口の約1割が関わり、GNP の約15%が投入されています。また、環境への配慮や、安全性、生産性、経済性など、わたしたちの生活と関係が深く、広い知見が求められています。こうした要求に応えるため、建築に関わる領域は拡張を迫られているところ。わたしたちが取り組んでいる「プロジェクトマネジメント」や「建築生産システム」も、このような課題を解決する研究領域です。

主な研究テーマ

  • 建築工事のマネジメントの体系化
  • 経済行為、財としての建築の理解
  • 経済性や環境配慮型施工法の開発・評価
  • 建設産業論・建設業経営
Key Words
  • 建築経済
  • マネジメント
  • ものづくり

小野里研究室建物を壊して理解する安全な建物づくり

小野里 憲一 教授

新宿キャンパス

動物に体を支える骨があるように、建物にも構造を支えるための骨組みがあります。また、動物が進化するように、建物も構造や骨組みの技術が進歩することで進化しています。建物の構造や骨組みは、今後もさまざまな形式が生まれ、進歩することでしょう。でも、その安全性が全て検証されているわけではありません。それは、いまだに地震被害が起こることからもわかるのではないでしょうか。ここでは、建物の構造や骨組みを破壊する実験やコンピュータを利用した数値解析などを通じて建物の安全性を検証し、安全な建物をつくるための研究に取り組んでいます。

主な研究テーマ

  • 建築物の安全性の検証
  • 新しい構造形式の開発
  • 構造部材の耐震 性能の評価
Key Words
  • 建築
  • 構造
  • 地震

河合研究室地震に強い木造建築物の実現をめざして

河合 直人 教授

新宿キャンパス

我が国には木造建築の長い歴史があり、また、耐震性についての研究もずいぶん行われてきました。しかし、地震被害は残念ながらなくなっていません。研究的にもまだまだ解明すべきことがたくさんあります。伝統技術を科学的に解明することも重要なテーマになります。一方、新しい技術を駆使して4階建てなどの中層木造や学校などの大規模木造をどう設計するかというテーマもあります。本研究室では、構造的に安全な木造建築を実現するための手段を実験や解析によって探り、その成果を社会に発信していくことを考えています。

主な研究テーマ

  • 木造住宅の耐震設計法
  • 伝統的木造建築物の地震時挙動
  • 大規模木造建築物の構造設計法
Key Words
  • 木造建築物
  • 耐震性能
  • 伝統木造
  • 大規模木造

近藤研究室重要な接合部を極めて安心・安全、心やすまる建物へ

近藤 龍哉 准教授

新宿キャンパス

建物の設計において、地震の正確な予測は困難であるために、常に、巨大地震でも「人身を傷つけない壊れ方」になるように設計がなされますが、ここで重要なことは「柱梁接合部の強度」です。それは、接合部が十分に丈夫でないと、建物は危険な壊れ方になって、人身の安全を保つことができないからです。そこで、鉄筋コンクリート造建物の柱と梁の接合部の地震に対する強さを調べ、強度を高める方法について研究しています。接合部の強度を左右する要因を解明して、丈夫な接合部の設計方法を開発し、この設計法を一般の設計者に広めています。

主な研究テーマ

  • 柱梁接合部の耐震設計法
  • 耐震改修・診断
  • 地震に強い建物づくり
Key Words
  • 鉄筋コンクリート
  • 安全な建物づくり
  • 柱梁接合部

境野研究室建築や社会への問題意識を形にする

境野 健太郎 准教授

新宿キャンパス

ヒトがあるところには建築があります。建築は直接ヒトと関わるものとして、ヒトの生活や活動と切っても切れないかたちで存在しています。そして、良質な空間や環境が心地よいように、建築の良し悪しはヒトの活動の良し悪しにもつながります。ヒトが生きる場所を、より豊かで良好な空間や環境としていくための建築計画論について、フィールドワークに基づく実践研究と理論研究を行っています。社会の中から問いを立て、課題を見つけ、客観的・論理的に解決する姿勢を大切に、調査研究に取り組んでいます。

主な研究テーマ

  • 地域における持続可能な生活環境の構築に関する研究
  • 特別支援学校における学び空間の環境整備に関する研究
  • ハンセン病療養所の施設構成と居住環境に関する研究
  • 日常生活圏と集落ネットワーク構造に関する研究 など
Key Words
  • 生活環境
  • 保健・医療・福祉の連携
  • 持続可能
  • 環境整備

鈴木研究室建築プロダクトデザイン、新しい視点で建築を研究する

鈴木 敏彦 教授

新宿キャンパス

建築プロダクトデザインとは、建築とプロダクトデザインの領域を横断するデザインである。 従来、都市と建築とインテリアとプロダクト(家具や照明等)の関係性は、入れ子状に考えられていた。つまり、都市の中に建築があり、建築の中にインテリアがあり、インテリアの中にプロダクトが存在する。しかし現実は異なる。建築と建築の間に都市があり、プロダクトとプロダクトの間にインテリアがある。食べる場所、寝る場所、くつろぐ場所を思い浮かべてほしい。生活者の視点から私たちの身の回りの環境を再考すると、建築とプロダクトはきわめて補完的であり、連続的な関係にあるのだ。
(写真は、建築家具の事例。閉じて仕舞ってあるときと、開いて3つの部屋が生まれるシーン)

主な研究テーマ

  • 建築家具に関する研究
  • モバイル・アーキテクチャーに関する研究
  • 建築の移動可能性・持続可能性に関する研究
  • 軽量素材・軽量構造に関する研究
Key Words
  • 建築家具
  • モバイル・アーキテクチャー
  • 移動可能性
  • 持続可能性

田村研究室環境に優しい完全リサイクル型のコンクリートってナンダ?

田村 雅紀 教授

新宿・八王子キャンパス

人に生涯があるように、建築物にも設計~製造~施工~使用~解体~廃棄という流れの生涯があります。この各ライフステージと、さまざまな形で深く関係しているのが、建築材料です。ここでは、ライフステージごとの建築材料のあり方を、特に地球環境と社会環境への影響を意識しながら研究。解体後も廃棄せずに再利用できる「完全リサイクルコンクリート」や、長く愛着を持って使用される性能を持った「ロングライフ建築材料」など、社会に役立つ新しい建築材料の研究・開発に対して積極的に取り組み、具体的に提案していきます。

主な研究テーマ

  • 完全リサイクルコンクリート
  • ロングライフ建築材料
  • ライフサイクル環境影響評価
  • カラーコーディネート仕上材料
Key Words
  • 建築材料
  • 環境材料
  • ものづくり

富樫研究室熱とエネルギーを数字で知る

富樫 英介 准教授

新宿キャンパス

冷暖房や給排水を行うために必要なエネルギー消費量を計算・予測することで、建物の省エネルギー性能が不動産的価値に与える影響を定量的に評価する方法について研究を行っています。
このために、建物内に据え付けられた設備機器をどのように計算すればよいか、建物をとりまく確率的な事象(在室者の変動・気象の不確実性)をどのように捉えればよいかなどについて検討を行っています。

主な研究テーマ

  • 建築設備の省エネ化による不動産価値の研究
  • 建築設備に影響する要素のモデル化の研究
  • 設備シミュレーションの並列計算化の研究
Key Words
  • 温熱環境
  • 設備シミュレーション
  • エネルギー

野部研究室人間を原点に、シンプルで美しい次世代の建築と室内環境を創造

野部 達夫 教授

新宿キャンパス

建築は人間を包み込む物理的な空間です。こうした発想で建築をとらえると、人間と深く関わる建築は、自然科学と社会・人文科学の接点に存在するものであり、それが建築の難しさと面白さになっているのです。そのため、どのようなテーマから建築を見据えるときも、単に数値的な答えを求めるのではなく、人間を原点とした一つの哲学としてとらえる必要があります。こうした発想に基づき、気候風土や社会にふさわしいシンプルで美しい次世代の建築と設備システムの創造を目標に、理論から具現化の計画まで、幅広い研究活動を展開しています。

主な研究テーマ

  • 次世代空調システムの研究開発
  • 建築の環境エネルギー性能に関する研究
  • 自然エネルギーの有効活用に関する研究
Key Words
  • 快適環境
  • サステナブル建築
  • 空調システムデザイン

柳研究室建築環境内部の汚染物質を検証

柳 宇 教授

新宿・八王子キャンパス

人は1日に水を1~3kg、食物を1~2kg摂取していますが、空気は10~20kgも呼吸しています。
また、現代人は約90%の時間を室内で過ごしています。そのため、室内空気が人々の健康に大きな影響を及ぼしています。本研究室では、住宅、オフィス、病院、社会福祉施設、地下街など各用途の建築物について、その環境中の細菌、かび、アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)などの汚染実態を解明し、その対策を確立するための研究を行っています。

主な研究テーマ

  • 建築環境における微生物汚染実態の解明とその制御方法、および空中アレルゲンの定量
  • 空気清浄機によるウィルス対策効果の検証
  • 吸放湿建材におけるかびの生育特性
Key Words
  • 建築環境
  • 室内空気の質
  • かび
  • アレルゲン

山下てつろう研究室人口減少・少子高齢化社会を見据えた建築のあり方に挑む

山下 てつろう 教授

新宿・八王子キャンパス

これからの日本は、西暦2100年までに人口が半減すると予測され、高齢者の割合が大きくなり、子どもの割合は少なくなってきます。すでに、人口過疎地域では、消滅する集落も出てきています。もちろん、都市の姿も大きく変化します。そこで、人間が生活する社会で必要な、教育や医療、福祉などに対応した施設や環境の建築的計画のあり方を研究しています。大きな問題を抱える日本の将来の姿に対応した、教育や医療・福祉の環境をどのように計画していけば良いのか、難しい課題ですが、意義のある研究として取り組んでいます。

主な研究テーマ

  • 教育施設および教育環境の計画研究
  • 医療施設および医療環境の計画研究
  • 福祉施設および福祉環境の計画研究
Key Words
  • 建築計画学研究

山下哲郎研究室ドームから一般住宅まで「強」と「美」を追求

山下 哲郎 准教授

新宿キャンパス

古代ローマ時代から建築の大切な要素といわれてきた「強・用・美」。
建築構造学は、この「強」を担当し、地震や台風の多い日本で建築の安全に貢献。さらに構造は建築の形を決めるため、「美」の実現にも重要な役割を担ってきました。この建築構造学に、リサイクル可能な鉄骨(鋼材)を使った「綱構造」からアプローチ。綱構造は超高層ビルやドームなどの大型建造物から学校体育館、住宅まで幅広く用いられ、「強」と「美」に優れた建築を実現します。
耐震シミュレーションや実験なども行いながら、今後の綱構造建築のあり方を研究しています。

主な研究テーマ

  • ドーム構造の強度解析(座屈崩壊)と設計
  • 学校体育館の耐震
  • 鋼材による免震、制振
Key Words
  • 鉄骨
  • ドーム構造
  • 免震・制振

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