NEWS / EVENT

冨永祥子教授(建築デザイン学科)がドイツ建築博物館の国際賞受賞

冨永祥子教授(建築デザイン学科)が2020年10月に、DAM Architectural Book Award 2020を受賞しました。 この賞は、The Frankfurt Book Fairとドイツ建築博物館(DAM)が主催する国際賞で、本のデザイン・コンセプト・革新性などの観点から、毎年「今年の10の最高の建築書」を選ぶというものです。今年は世界の建築&アート系出版社101社から発行された274作品を対象に審査が行われました。
10作品に選ばれた「HolzBau-近代初期ドイツ木造建築」は、冨永教授の主宰する設計事務所が、公益財団法人ユニオン造形文化財団の研究助成金にて2018年秋に実施したドイツ近代初期木造建築の調査とその分析をまとめた書籍です。構成は資料文献・作品紹介・論考など多岐に渡るコンテンツからなり、その中で冨永教授は、現地での空間体験を伝えるフルカラーのドローイングと漫画を手掛けました。
日本のみならず現地ドイツでも注目されていなかった近代大型木造と工業化住宅に着目した点、本の斬新な構成と優れたデザイン、また出版社ではなく個人設計事務所がこのような本の企画から出版までの工程を行った点などが高く評価されました。

DAM Architectural Book Award 2020 結果発表
https://dam-online.de/en/pr/dam-architectural-book-award-2020/

関連ページ