お知らせ

〜 被災地の復興に向けて 〜
被災地を支援する建築学部の有志プロジェクト「Mova Project」が気仙沼の避難所に家具を納品しました

 工学院大学建築学部では、東日本大震災の被災地の復興に向けて、学部・学科単位、また研究室や個人単位でさまざまな取り組みを行っています。

 その中のひとつとして、建築学部の学生らが有志として集まり、設計や構造など建築のノウハウを活かした復興支援のプロジェクト「 東日本大地震復興支援プロジェクト :Mova Project」を立ち上げ、日々活動しています。

 当プロジェクトでは、第一弾の試みとして、今後増加する仮設住宅において、狭い空間でも場所を取らず、使いやすい家具の制作に着手。試行錯誤のうえ、快適性・ 利便性を追求した家具「Mova Table」を完成させました。この家具は、スツールを簡単に折り畳んでテーブルの中に収納できる入れ子式構造です。テーブルも両サイドを折り畳め、コンパクトな可動式家具なので、仮設住宅の狭小空間でのニーズに十分適しています。

 「Mova Project」では、6月19日〜22日にかけてスタッフが実際に気仙沼の避難所を廻り、当家具に対してのプレゼンテーションやヒアリングを実施。現地の非常に高いニーズから、急遽予定を前倒しし、6月25日に気仙沼面瀬中学校の避難所へ21卓80脚の「Mova Table」を納品しました。当プロジェクトでは、生産という視点からも現地支援を視野に入れ、生産は地元の建築企業に委託。地元企業の協力の元、避難所への納品を進めました。避難所では、プロジェクトのメンバーが直接「Mova Table」を運び入れ、使用説明会を実施。集まっていただいた方々からは「早く使用したい」「使いやすそうだ」と高い期待の声を数多く寄せられました。

 『Mova Project』は今後も建築ノウハウを活かし、被災地への支援活動を続けていく予定です。


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