設計者 | 後藤治 |
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住所 | 群馬県伊勢崎市本町 |
面積 | 一階床面積:約85m2 二階床面積:約67m2 延床面積:約152m2 建築面積:約85m2 |
- これは何の建物ですか?
- 伊勢崎市の中心市街地の通り沿いに建つ木造二階建て洋風デザインの病院建築です。明治45年の建築で、設計は阿部石松、施工は藤丸兼吉、相崎倉吉。1階は全て医療のためのスペースで占められており、2階は和室の座敷になっていますが、生活の中心となる場は別棟にありました。現在は市の所有で公開されており、医院としては使用されていません。2002年に、もとあった場所から約100メートル離れた現在地に移築を行いました。
- 移築にあたって、工夫したポイントはなんですか?
- 「曳家」と呼ばれる建物を解体しないで移築する方法を採用しました。後藤研究室は、NPO法人街・建築・文化再生集団(群馬県前橋市)とともにこの移築工事を企画・主導しました。曳家工事は社団法人日本曳家協会の(株)恩田組が行い、工事にあたっては、工事主の伊勢崎市役所はもとより、地元の多くの市民団体の協力を得ました。
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