設計者 | 木下庸子 |
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住所 | 東京都江東区東雲 |
面積 | 40,988.82m2 |
ホームページ | http://home.att.ne.jp/ |
- これは何の建物ですか?
- さまざまな家族を受容できる都市型の集合住宅です。
- どのようなコンセプトで建てられましたか?
- 東雲地区は、銀座から数駅という立地を持つ利便性にあります。こうした都心の立地においてファミリー層だけでなく、シングル、カップル、DINKSといった家族形態も考慮に入れた住宅計画を行いました。
- 工夫したポイントは何ですか?
- 高層棟ではHO(ホームオフィス)と呼ばれる住まいのオフィス空間がとられているのが特徴ですが、ここは収納や予備室ともなりえます。また、低層棟は、小規模な職住混在空間のSOHO住宅で、2階建てのデュープレックス住戸、3階建てのトリプレックス住戸を取り込むことで、人工地盤(GARDEN)からアプローチする接地性の高い住戸計画を意識しました。高層棟のファサードには風と光を取り込むための「エアポケット」を設けています。そして、中廊下には、住棟の中央に幅3mの「ライトウェル(光の井戸)」が連続しています。ライトウェルとエアポケットが住棟に水平方向と垂直方向から光と風をもたらし、巨大な住棟にありがちな、外部の自然環境から切り離された住環境を回避しています。